心不全で入院して、最初の夜はあまり眠れませんでした。明け方にようやくウトウト。鼻からカニューレで酸素を3リットル投与しているので、耳にかけたチューブからシューシュー酸素が流れる音が聞こえます。
翌朝6時。酸素飽和度99、心拍数100、体温37.4℃。時たま出る痰は、黄色に血が混じっています。咳は収まりましたが、ベッドは30度くらい傾けたまま。
肺に若干水が溜まっているとのこと。肺炎の仕業か、心不全が原因か?
基本的には気分は良いです。夜ご飯が食べられなかったので、とてもお腹がすいています。
8時になり朝食を完食。1日1600kcal、塩分6g制限、ビタミンk制限。もともと塩分控え目な食生活なので、病院食が薄味とかまずいと感じることはありませんでした。むしろ、美味しい。
9時40分。心臓リハビリ。理学療法士のOさんが病室に来て心電図を見ながら廊下を2分歩き、血圧や脈拍をチェックします。血圧90/60、心拍数100。(入院時の心拍数130)
歩くと酸素飽和度が90に下がってしまいます。血圧はそれまで130/90前後だったので、だいぶ落ちました。
心臓リハビリテーションについて
国立循環器研究センター
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/heart/pamph50.html尿量は2リットル。入院時60キロの体重が58キロに落ちました。利尿剤の効果はてきめんです。今までも浮腫んでいたのかなあ。
午後1時からの面会時間に妻が来てくれました。今回もまた入院だろうと、自分で入院道具を揃えていたので、それを持ってきてもらいました。はじめから自分で持って来れば良かったのですが。
循環器科の担当女医T先生から病状の説明。左室駆出率(EF)は30%。心臓が普通の人の半分以下しか収縮していない。
心臓が無理をしているか否かの指標であるBNPは800(正常値は18.4以下)でかなり心臓に負担がかかっている。
利尿剤と降圧剤で心臓への負担を減らすことが先決。2週間入院して、心臓カテーテル検査をして、病気の確定診断をするとのこと。
妻は医療従事者なので、「今は体の中で何が起きているか、まず知ることが第一。」とどっしり構えていてくれます。
酸素に点滴3ルート、医師から心不全と言われたら普通大ショックを受けてもいいのに、心の強さに本当に感謝します。
でも、手の指先はせわしなく動いているので、心の中では本当はすごく不安なんだろうと思います。
夕方、酸素飽和度97%。体温37.4℃。
心臓が苦しいという実感はありません。本当に心臓病なんだろうか?
ポチを頂けたら幸いです。
にほんブログ村