人生はワン・ツー・パンチ

うつ病と成人喘息の治療中。40歳代、男、専業主夫の日々です。

病名は何だろう

左室駆出率が低下する病気を調べてみると、一番多く検索されるのが

拡張型心筋症です。


原因が特に分からないものを、特発性拡張型心筋症といいます。
どうやら、自分はこれではないだろうか?


拡張型心筋症は心臓から全身に血液を送り出す左心室の筋肉の力が弱くなり、

だんだん筋肉が伸びて左心室が大きくなってしまいます。


根本的な治療法がなく、次第に病気が進行する難病で、1万人に1人が罹患するとされています。


難病情報センター 特発性拡張型心筋症

http://www.nanbyou.or.jp/entry/3986

全身の血液の流れが滞るため、体に水分が溜まり浮腫んだり、肺に水が溜まり呼吸困難になったり、少しの運動で息が上がるようになるのが症状です。

でも、自分は浮腫みも、以前に比べて息が上がるようになったということはありません。
今回の入院は、呼吸困難があったというのが自覚症状で、それも肺炎が原因と思っていました。現実的には心不全の状態。心臓に病気がある事は間違えありません。

自分が難病?
治す方法がない病気になってしまったのだろうか?

心不全の治療をしながら、レントゲン、CT、内蔵の超音波検査が続きますが、
はっきりした病名はまだ分からないまま、不安だけが増していきます。

予兆

心臓に何か問題がありそうだということは、3年ほど前に予兆がありました。


喘息になり、不整脈が出たので市民病院の循環器科で検査を受けたのです。


心臓エコー検査の結果、左室駆出率(EF)が40%とわかりました。EFは左心室の収縮機能の代表的な指標で、50%から60%以上が正常値です。


この時は血液検査で、心臓に負担がかかっているかの指標BNPが正常値だったため、不整脈の治療を行うことになりました。


それから2年も経つと不整脈もなくなったため、循環器科へ通うのを自己中断してしまいました。


この時は、まさか左心室の収縮機能に問題が起こるとは思ってもみませんでした。

循環器科入院5

浅いながらも眠る事が出来ました。でも、明け方にものすごい寝汗で起きました。シーツに人の形がくっきり付くくらいの寝汗です。


不整脈も多く出ます。ドクッ、ドクッ ドクッと数拍に1拍脈が飛びます。


そんな時に点滴のポンプからアラーム。暗いベッドの周りに、赤いランプの点滅の光が射します。


看護師が来て確認しますが、点滴のアラームは何が原因かわかりませんでした。


自分は本当に病気なんだ。心臓がこのまま止まるような事があったらどうしよう、と不安に襲われました。


6時30分 血圧 103/68 心拍数82回。体重は入院時60キロあったのが、58.1kgに。


心臓リハビリ。今日も廊下を一往復。酸素飽和度は93%と少し低いですが、息苦しさはありません。かえって、動いた方が酸素飽和度が上がります。


胸部レントゲン撮影。1階のレントゲン室までは、点滴、輸液ポンプ、シリンジポンプのついた点滴棒と酸素吸入をして、車椅子で下ります。ああ、病人だなという感じ。


血液中の炎症反応を示すCRPが入院時0.91から13.52まで上昇。抗生物質の点滴を継続します。


看護師さんと心不全のパンフレットを見ながら、病気の勉強。


結構忙しく過ごしました。